【新唐人2016年3月23日】
中国のネットでは、言論発表が以前に増して日々活発になっています。この現状を危惧し、21日、政府機関紙「人民日報」は8000字の長文で、新規メディアへの統制強化を訴えました。
文章では、新規メディアは共産党の統制を離れ、「無法地帯」となることは許されず、また、一旦そうなれば、当局の報道統制原則がネットにおいては架空のものになると強く懸念を示しました。
山東省民主活動家 張恩広氏
「インターネットが自由に発展できる状況下では、確かに中国政府がついた嘘、宣伝とメディアが全てバラされて無くなります。民衆がネット上での対話と行動が活発になり、さらに強い力を凝縮します。政府系メディアの宣伝は誰も信じません」
張氏は、ネットが自由に使えることは、政府の権力を否定することを意味するので、政府は強い不安を感じ、主張を強めたと述べました。
「六四天網」サイト責任者 黄琦氏
「中国の高官らは法律の制約を受けないし、それぞれの管轄内では、『無法地帯』ありき、一般民衆にはありません。人権活動領域でここ18年間、当サイトのボランティアたち強制労働、投獄、拘留などされた者は千人以上です。我々が目にしたのは法を超えた理不尽な弾圧です。我々は法に制圧されるほか、何も恩恵を受けていません」
また、当局は新規メディアに対して、これまでのメディアと同様に一つの基準、一つの要求、一つのベースラインに従うように導くべきだと強調しました。
専門家の分析では、これはネット上の言論と新規メディアに対し検閲を行い、不利な内容を削除し、官製メディアと同様の民衆を洗脳する道具にしようとしていると述べています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/21/a1258702.html (中国語)
(翻訳/王大同 ナレーター/真彌 映像編集/李)